「次世代システム制御理論とは何か(結論)」開催報告

真なるダイナミクスの追究による次世代システム制御理論調査研究会は、2021年9月27日(月)にオンラインイベント「次世代システム制御理論とは何か(結論)」を開催しました。参加登録者数の総計は130名であり、メインイベント中は、常時70-100名の方にご参加いただきました。

【概要】本調査研究会では、真なるダイナミクスの追究に基づいて「システム制御理論」の次世代とは何であるかを議論してきた。特に『計測と制御』2021年5月号では特集号「次世代制御理論を目指して」を企画し、その中の「次世代システム制御理論とは何か(序論)」および「次世代システム制御理論とは何か(本論)」という座談会を通して、制御理論に関する種々の議論を行ってきた。第1世代が古典制御、第2世代が現代制御、第3世代がロバスト制御と20世紀中に発展を遂げた制御理論は、21世紀に入っては百花繚乱の様相を呈している。しかし、今世紀が始まってから20年余が経過し、さらにCOVID-19によって社会が切り替わりつつある。そのような情勢において、ポストロバスト制御とは一体何であったのか、そして「次世代システム制御理論」の中心は何なのか。本イベントはそれらの「結論」について調査することを目的とする。

【イベント内容】
1. 10:30-10:35 開会の辞
2. 10:35-12:00 パネルディスカッション:ラウンド1『データ駆動型制御』
        (司会:定本知徳。パネラー:金子修、丸田一郎、山本茂、若佐裕治)
3. 13:00-14:25 パネルディスカッション:ラウンド2『ハイブリッド制御』
        (司会:澤田賢治。パネラー:東俊一、小林孝一、残間忠直)
4. 14:30-15:55 パネルディスカッション:ラウンド3『マルチエージェントシステムの制御』
        (司会:佐藤康之。パネラー:桜間一徳、永原正章、畑中健志、林直樹)
5. 16:00-17:25 パネルディスカッション:ラウンド4『インターネットを介した制御』
        (司会:大木健太郎。パネラー:岡野訓尚、河野佑、小木曽公尚、田中崇資)
6. 17:25-17:35 総まとめ(主査&副主査:西村悠樹、澤田賢治、佐藤訓志)
7. 17:35-17:45 システム制御理論 真なる次世代開拓者賞 授賞式
         受賞者 西村悠樹 君(鹿児島大学)
8. 18:00-20:00 オンライン技術交流会